Black Lives Matter

今日はホントにいい天気だった。


 


気が付いたら気温は夏日和。暑いのでジェフがエアコン入れてくれました。


 


アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが月曜日にミネアポリスで手錠をかけられて、地面に白人の警察官に押さえつけられて、警察官の膝がフロイドさんの首を圧迫して、「息ができない」と言っているにもかかわらず、圧迫が続き死亡した事件が起こった。


それにより、4人の警官が、警察を首(懲戒免職処分)になったのだが、それでは納得いかない民衆が暴動化している週末である。


 


先日のジョギング中の黒人さんが白人の親子に射殺されたり、


 


犯人逮捕に間違った家に捜査で押し入った警察官を強盗だと思って銃を構えた黒人さんは逆にに射殺された事や、


 


公園でバードウォッチングをしていた黒人さんが、公園のルールである、犬は常時散歩紐をつけて歩かなければならないというルールを破っていた白人女性に、注意したら、身の危険を感じたからと言って、警察に電話した白人女性。結局ビデオにその光景が録画されていたので事なきですんだけど、という事件。


 


ここのところ、本当に人種問題を浮き彫りにするような事件が本当に立て続けに続いたせいか・・・


 


 


BLACK LIVES MATTERのムーブメントが再度加熱した!でありんす。


 


そして全国各地で抗議活動が起こり、ミネアポリスでは暴動! 金曜日に元警官の一人は殺人で起訴されたけれど、それでも納得いかないのでまだまだ抗議活動が続いていて、コロナは何処?というくらいの集会になっている。(とりあえず、このあたりは皆さんマスクしていらっしゃるようですが。)


 


フロイドさんが白人だったら、警官3人がかりで、地面に押さえつけるようなことなかっただろう・・・。


 


What we know NYTimes


 


CNN Video of Arrenst  のビデオ


 


抗議活動が、暴徒になり店を壊して放火したり・・・。勘違いしている人が多くて困る。


 


でもどうしてこんなことになったのだろう。


 


白人さん達よ・・・というより、黒人さんたち以外の人達よ・・・。


黒人さんたちへの偏見はそうそうなくならない。


自分は人種差別をしない!といっても、本能的に自分と違う異質なものに対しての恐怖感というのは誰でも持っているものだし、それだから仕方がないというわけではないけれど、自分たちがが人種差別をしてると認めて、他の異質なものを受け入れる勇気を持つべきだ。 


 


 


統計的に見て、確かに黒人さんたちの犯罪率が高いとか、地下鉄に乗っているホームレスさんは圧倒的に黒人さんが多いことなどで偏見を持っていしまうけれど、どうしてこの人がこんな風になってしまったのか。


それはシステム的に長い間黒人さんたちが差別され、生活環境が普通の白人よりも酷く過酷な状態にさせられているという事が長く続いたからである。


 


良い例は、第二次世界大戦後、戦争から帰ってきた人達用にNYの郊外にも計画的にベッドタウンが作成された。


黒人さんたちは戦後、そのベッドタウンなどに家を購入できる権利があるにもかかわらず、約束されていた家のローンなど組めなかった。


反対に白人さん達はローンが優遇されたので簡単に家の購入ができたのである。


すでにそこから差が出ているのだ。White Previlage という。


白人には貸してもらえるのに、黒人には貸し渋り。


そういう事がまかり通っていた期間が長いのである。


 


その差も考えず、黒人さんたちが白人さん達のようになればいのは、惰性の所為だと白人たちは唱える。


でもそうせざるおえないようにしているのはマジョリティの白人さん達だ。


 


当たり前だと思って育った白人さんは、黒人さんたちが少しずつ本来ならあるべき権利を取り戻したら、自分達の権利が危ういと思い、保守に回り、白人至上主義をうたった。自分達の生活が脅かされるといって。


 


粗悪な環境で生活を余儀なくされた黒人さんたちは長い事苦しみ続けた。


そして、警察の対応も黒人に対する対応と白人に対する対応が大きく違うのだ。


 


そんな、長年の理不尽が今にきて大爆発ってところですね。


 


私は、白人社会であるアメリカにいるのが人生の半分以上だったけど、差別されたことは、あまりない。


ここ数か月はコロナでアジア系はターゲットになる可能性もあるので初めて身の危険を感じたけれど。


 


確か学生時代にゴディバのお店で働いてた時に、白人の田舎者が5番街来て「君服はどこで買うの?K-Mart?」といわれて安っぽく見られて憤慨したことがある。(今でも覚えているということはかなりショックだったんだろうなぁ・・・?)


今はK-martのものでも全然かまわないけど(安いし)。当時はマンハッタンでK-martはアスタープレイスに初めて開いたばかりで、私はいつもブランドものが好きでフレンチコネクションとかGAPで買ってたんだけど・・・。


 


要するに、自分自身が思っている自分と違うネガティヴな「ラベルを張られる」という事は本当に嫌な事なのだ。という事なのだ。


 


ブラック・ブラウンの人達はそういう経験を日常茶飯事に受けているというところを考えてほしい。


 


日本人というのは優良ブランドみたいなところがあって、(昔は)アパートを賃貸するときには有利だったし。


そういう意味で私は得したのだけど、黒人さんはその逆だから大変だろうと想像がつく。


絶望の中で、大声でノイズを出さないと相手されないとうのは、本当に辛い事だと思う。


そんな世の中が一日でもよくなるように私は祈りたいと思います。


 


今日は Pentecost Vigilで・・・沢山録音しました! ジェフとフランクありがとう!


 



 


 


 


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